goodluck+

重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

ディフェンシブな生き方

230601

片麻痺には辛い時期に入りましたね。梅雨ですよ。本当に嫌いだ。外出するにも、必ず手間のかかる作業、傘を装着させる作業が絡みます。屋外で装着、屋内で脱着…。それを何度も繰り返すのはとても億劫でたまらない。ハンズフリーの傘は装着する際の手順は長年使用していることもあり、慣れてはいる。慣れたとはいえ面倒なのは変わらんけどね。


そもそも片麻痺に辛くない時期なんて無いわけで。常にハンデと共に生活しているので今更辛いとか無いっちゃ無いけど、でもやっぱりこの時期はちょっと嫌いになりますね。気象病・天気痛などの気圧変動で自律神経がぶっ壊れるのもいつもより多いし。毎朝、会社行きたくない病が発症してますし…。心の葛藤が気力体力をごっそりと削っていきます。


約一年間、強制的にiPhoneQWERTYキー入力からフリック入力への移行にチャレンジしていました。設定で日本語も英語もフリック入力しかできない設定にして、自分を追い込んで見たものの、やはり無理だった…。iPhoneのサイズが大きくなったこと、miniが今後販売される気配が無いことで、フリック入力に移行しないといかんなーと思った次第。


それが一年かけたものの、上達するスピードは、ほぼフラットな上昇傾向(^_^;) すなわち、あまり変わらなかったのです。私はこのカラダになったときに高次脳機能障害と診断された。当時の記銘力のなさは凄まじく、なんも覚えられなかった。そして物忘れが酷くて何を何処で無くしたかも覚えてないとか、それはそれは酷い有様でしたね\(^o^)/


今ではそこまでではないものの記銘力はやっぱり弱く、ちょっと頑張れるか心配だったのですけど、半ば強制的にフリック入力にすればワンチャンあるかもって。頭で覚えるなカラダで感じるんだ! みたいなね。私、1から10まで数えるのに指使わないと駄目なんですわ。いーちにーいさーんって一本ずつ指を折り曲げてね。言った先から忘れてしまう…。


フリックは「あかさたなはまやらわ」の表示があり、それそれをスワイプして初めて母音が出てくる仕組み。フリック入力が世の中に出てすぐにやっていれば使えていたかもしれないが、職業柄QWERTYキーに慣れていてそのまま一度も使わずにいた。そして発症。脳みそ半分消え去った…。今更できるかしらと一年頑張ってみたものの、無駄骨でした…。


目で見たものは理解できるんですよ。隠れてる文字が何処にいるのかを理解することがどうしてもできない。ネーサンとのメッセージのやり取りもフリック入力のせいで億劫になり、受け答えも単調に...。リアルタイムに返信しないで、家に帰ってからMac立ち上げて返事を書いてるくらい。終わってるよね...。SNSなんかもそうで、打つのがストレスに。

230602

これはよろしく無い。そー言うわけでサヨナラフリックしました。設定、一般、キーボードから、かな入力を削除してローマ字入力QWERTYキーに変更。そうしたらね、サクサク打てるのよ。何も考えずにイメージ通り指が動かせる。快適すぎてニヤけてしまう。無理なもんは無理なんだ。諦めるというか、やらなくていいことだから別にいいかーってw


とはいえ、一年かけて改善できないだろうかと試みた結果がやっぱり駄目でした。というのは慣れてるとはいえ、ちょっと悲しいものです。いや、もっとカンバってと、2年、3年と続ければいつかは報われる日が来るから続けましょうとか言わなくていいです。リハビリを長年続けてる人は沢山いますが、俺もやるべきだ、とかは思わないですから(^_^;)


人それぞれですからね。片麻痺だから辛いと思うのは当たり前ですけど、自分の人生に絶望なんてしていないし。もし絶望していたらとっくに自○してます。絶望の淵にいて”全て”が辛く、どーすることもできなかったらね。想像できないけど。危機的な状況に追い込まれそうになったら、まず、身を守る行動に出るし、そこまで陥ることは無いだろーね。


少し前にTwitterにロックを掛けたんですが、それも一つの保身でした。あるフォロワーさんからDMでメッセージがきた。これまで通常のリプがなく、いきなりDM連発。ちょっと待ってと、めったに使いませんよとたしなめた。リプライで十分な内容だったし、仕事中にDMが来たりすると結構ドキッとしてました。それと一部の人にしか伝わらない内容とかのツイートをすると、真っ先にいいねとかされてしまうと、一気に萎えてしまった...。


アナタじゃないのよ。意図的にある人へのメッセージを送ってるんだよ、って。空気も読まずに速攻でいいねとかされるとね...。ほんと萎えるのよ。ちょっと前から気にはなってたんだけど、まーまー、いつか飽きて来なくなるだろうと思っていた。そしたらDMで軽く友だちになって。みたいなことがあって、フォローした時点で軽い友達ですよって。


そしたらDM連発。ちょっと待てやと...。私のTwitterのプロフィールには高次脳機能障害という文字を書いていない。そーゆー人にはできれば来てほしくないから。もちろん私は現役の高次脳機能障害持ちですけど。これまで十数年の間に色んな障害、特に高次脳機能障害を持った人たちと接してきた。初期の頃はblog等で積極的にアピールしていました。

230603

色々なメッセージのやり取りもしたし、話をしたりもした。でもね、やっぱりまともではないと思っている。自分がそうだし、相手もかなりぶっ飛んでるし。酷いときなんかは会話がまるで成り立たないこともあったり...。それでもまぁ、そこそこ楽しかったんですよ。でもある時期から高次脳機能障害は自分自身と向き合うのが一番と思うようになり、考え方を改めた。仕事も充実してたし、人様のことなんてかまってる場合じゃないって。


それからかな。blogのコメント承認制にして、なるべくメッセージが来ないようにしたり...。ふぅ...。なんかのんびり好きなこと書いてストレス開放できればいいなーって。コメントが来たら返事もしっかり書かないと、と。気を使いながら、無い頭を振り絞って書くのもかなりのストレスになるのよね。それでとうとうTwitterの鍵掛けをしてしまった。


いいね来てるかなーと楽しみに見ていたTwitterは見たくなくなり、フリック入力による煩わしさから、ツイートもしなくなり...。で、耐えられずにフォロワーさんをブロッグ。リフレッシュできるものがストレスになっていくのは良くないです。仕事中、気晴らしに覗いていたものが出来なくなってイライラすることもしばしば。もしやツイ廃民か...(-_-;)


これは自分の身を守るための行動です。今、最も大事なことは血圧を上げないこと。そのための食事制限だったり、食べたいモノ我慢したりと耐え忍んでいる。これがたった一つのことでイライラして血圧が上がる、イライラしてやけ食いなんて始めたりしたもんなら、血糖値爆上がりして血管ギタギタになって、また逝ってしまわれます(T_T)


当時、失語症でもあり、話すのにとても苦労した。未だに流暢に話すことはできないけど、文章にして自分の気持ちなどを書くことはできた。言葉が見つからなければネットでそれっぽいの探して使い方あってるか確認とかもできるし。そーやって少しづつ喋れるように戻ってきた。Twitterで仲間を見つけるのもいいでしょう。でもね、それを気持ちよく受け止められない人も居るんですよ。グイグイ来られるのはやっぱ好きじゃない。


今となっては昔と違って耐性は強くはないです。気になりだしたらひたすら考えてしまうし。この頭になってからはずーっと。落ち着かせたくても落ち着いてくれない。最も良い方法が”切り捨て”てしまうのが一番。遮断して無かったことにしてしまうのね。それ以上ダメージの蓄積が無いから。結局それが一番楽でストレスがないのよ、自分にとっては。


酷い話かもしれませんが、人のことなんて二の次で、自分へのダメージを最小限に抑えるのが一番大事なんだ、って。常にリラックスしているからこそ、改めて、人に優しく接することができる。それが崩れてくると毒も吐くし、嫌味なことも言うようになる。よろしく無いですね。静かに暮らしたいのよ...。10年過ぎるとね、もーいいだろってなるのさ。


いくら自分が波風を立てないようにしていても、周りがお構い無しでバシャバシャとしてくる。舌打ちして離れると、またそこには別のデリカシーの無い人が居たり。逃げても逃げても次から次へとやってくる...。そりゃ心に鍵も掛けたくなるわー。バス、イツクル...じゃねーんだよっ! もうっ!!💢 あームカツク...。優しい人でありたいのよ(T_T)

230604