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重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

人並みに生きる

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今年の誕生日、といってもすでに2ヶ月前の話になるんですけども…。どんだけ更新してないんだか(^_^;) 呆れてしまいます。そう、その誕生日、昨年はコロナに感染してスケジュールをすべてぶち壊されました。そして今年はというと、まさかの帯状疱疹。左の顔面に来ました。実際には頭も含まれるのですけどね。あの痛みはちょっと辛かったです。


頭頂部左側、左耳、左頬、左唇と皮膚が破かれる痛みと言いますか、触ってもいないのにピリピリと裂けているイメージ…。辛かったです(T_T) リンパが腫れ、殴られたようにパンパンになった左頬は1週間ほどで収まりはしたけど、唇から顎にかけて裂けた傷跡は残り、婿に行く前なのに傷物にされてしまいました。黒い眼帯と傷で立派な海賊顔(T_T)


医者には相当ストレス溜まってるでしょって。まー間違いはないんです。これまではストレスと感じていなかった仕事、CAD書いたり、Illustratorなどでの作業は楽しく、ストレスとは無縁でしたが、最近までやっていた過去の在籍者の図面の整理がね。恐ろしいほどストレスを強く感じていました。仕事中に舌打ちしまくり(-_-;) 図面無くしてたりさ。


改めてストレスと向き合ったとき、たしかに一時的な仕事のストレスがあったとしても、もっと根本的なことがあったなと。言うまでもなくこのカラダ。そう、片麻痺ね。まー、一生付き合っていくわけで、どうしようもないのだけど。それと10年以上付き合ってるので、今更ストレスと言われてもねぇ…。試行錯誤を繰り返して最適化された片麻痺…。


慣れてしまってるので、これがストレスかと言われると、そうでもあり、そうでもない、みたいなかんじ。まー、どーでもいいんすわw となると、他の問題ね…。ありましたよ一つ。それは住居です。環状七号線(環七)というとても交通量の多い環状道路に面したオンボロアパート。特に湾岸に繋がる道路で大型トラックやトレーラーがわんさか通る。


常に震度3レベルの振動があり、珍走団旧車會の爆音があったり。終いにはアパートの隣にハーレーのカスタムショップができて土日や夕方は騒音に悩まされ続けていました。なんでそんな場所にしたのか? たしかに自分で選んだ。急を要したから不動産屋に任せたんですね。予算と要望伝えて。家庭の事情的なもので、片麻痺で3年目くらいに家から出てけとね。まぁ、仕事始めてたし、手取りで13万くらいだったかな。でも幸せだった。


5.5畳、ユニットバス、極小キッチン、16㎡。実家に居て自分を押し殺していたときよりも遥かに希望があった。そんな住居問題。やはりストレスが尋常じゃなかったんだろうな。常識的に考えてまずありえないですからね。これまで住んできたところは閑静な住宅街ばかり。騒音とは無縁な場所だった。それがサーキットのパドック!? この振動は地震? トラック?? ほんと良く耐えていたな。カラダが麻痺してました。片麻痺だけど。

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昨年、ネーサンがトラブってこのオンボロアパートで一時的に同棲をしたのですが、不思議なもので苦痛を感じることはなく、楽しい思い出しかないと、お互いに思ってるという謎w ただ、もう少しいい部屋で迎い入れたかったとその時は思いました。そこから徐々にではあるけど、賃貸物件をよく見るようになった。7月の更新月までにはなんとかと。


残念なことに気に入った物件は一部屋あったのですが、予算が足りずに諦めた。結局2年の更新をしてしまいました。またこの部屋で2年過すのかと…。そんな中での帯状疱疹。やはり知らないところでストレスが蝕んできてるなと。懲りずに賃貸情報チェックするのです。すると理想的な一部屋を発見。閑静な住宅街、最寄りのバス停まで3分。そして、マンション、オートロック、風呂トイレ別、ベランダ、リフォーム済み。なんだと!?


しかも敷金礼金ゼロ、フリーレント付き。ちょ待てよ的な物件が見つかってしまった。ネックは電車の駅が離れていること。ただ私にとっては理想的な位置にあり、よく会社から歩いて帰る道沿いだった。頑張って歩けば30分かからないくらい。交通費も変わらない。もうね、ダッシュで連絡するのよ。不動産屋へ。そして尋ねる。事故物件じゃ…。


違いますよ。場所の問題だけです、と。ただ管理物件でガチガチの審査があり、私のような家族のない独り者で審査が通るか心配だった。ダメ元でお願いをし、保証人に次長である再従姉妹にお願いをした。数日後、審査が通ったとの連絡を受けお金を持って契約をしてきた。フリーレントが無かったら、予算的に厳しかった。予備のお金は残せたかな。


前のアパートの更新料と新規の賃貸契約でごっそり持っていかれた(T_T) しばらく厳しい生活が続こと間違いない。と言っても収入の1/3に収まったのでなんとかなると思っている。今年の冬のボーナスもすげー少ないのは毎日の営業日報見ていれば予想がつく。今年の夏はいつまで続くのかわからないけど、私の冬もしばらく長く続きそう\(^o^)/


やっとです。ほんとに。しみじみと思うわけです。やっと人並な生活ができると。実際はすでに始まっていますが。ここまで盛り返せて来れたと感極まっています。部屋も22㎡と広くなり、陽の光が嫌なくらい入ってきますw これまで部屋では手が届く何らかに寄りかかり移動できたのが、装具がないと心配になる広さ。言ってもワンルームだけど。


風呂が広くて泣ける。椅子置いてシャワーして、終わったら広めの湯船にドボン。最高かよ。そして念願のガス。タンクの残量気にせず無限に入ろうと思えば金の続く限り入れますね。ガスといえばガスコンロ。スペースの問題で一口コンロにしましたけど、これも嬉しいですね。やっと料理が楽しめます!? 鶏肉焼いてるだけならIHでもいいんじゃね?

231003

通勤時間はあまり大差はないけど、ストレスを感じる人達に合わなくなったのも大きい。いざとなれば交通機関を利用しないで歩いて出社もできてしまいますからね。ゆっくりしたくても苛つかせるおじさんおばさんがいたし、バスも電車もべストな時間で利用すると、必ず誰かしらと遭遇…。それがなくなったのは、かなり良かったんだろうな(^_^;)


正直、これほど素敵なことはない。振動ないし、騒音もない。隣人の狂ったようなドアの開けしめの音、大家さんがバタバタしてる足音だったりもない。こんな静かで平穏な生活をしてしまっていいのだろうか。しばらくぶりにゆっくり眠ることができた。気持ちよく風呂から上がれば、22:30には眠くなる。ストレスが減るとこんな気持ちになるんだね。


どこかで、片麻痺(高次脳)なんてこんな生活しかできないんだと自分で決めつけていたんだと思う。みすぼらしく暮らしていけばいい、と。誰にも理解されることは無いだろう、それだったら、邪魔にならないように隅っこで小さく生きていけばいいや。片麻痺なんだから、って。それが理想的な環境の変化でこんなにも気持ちが変わるもんですかね。ていうかやっぱり、自分が選んだ物や場所が気に入ってるだけで気持ちにゆとりが生まれる。


カラダの問題は自分が選んだものではないので、お気に入りではないけど、先にも書いた通り試行錯誤を繰り返し続け、ほぼ現状で理想的な動きにはなっている。ここは動かないけどこっちは行けるとか。頭の使い方もそう、これはまず忘れる、メモメモとか。駄目なとこ、大丈夫なとこを理解して行動すればなんとかなるもんです。理解できればね(^_^;)


10年も経てば嫌でもわかる。ほらねやっぱり忘れた、とか。それ体が覚えてるんだよね、頭で考えるよりも体が反応する。朝、出社する際、頭の中で忘れ物ないか確認をする。よし、よし。って。で、部屋を出て階段を降りてると、ん、変だな。なにか無くね?って。しばらくしてメガネ忘れてて慌てて戻ったり(^_^;) 何か目がスースーするなって。


そこまで気が付かないんですわ(^_^;) いくら頭の中で忘れ物がないかチェックしたところで根本的なポンコツ脳では限界がある(かなり低レベルでの限界だが) でも体の感覚的なところでメガネが無いことに気がつく。『考えるな感じるんだ』リー先生のおっしゃるとおりです。高次脳の真理なんですかね!? 真面目に取り組んでる人に怒られるわw


それにしても、片麻痺(高次脳持ち)一人での引越しはストレスのピークに達していましたね。やらなければいけないことがありすぎて吐きそうになってました。あれもやらんとこれもやらんと、新しくやらなければいけないことが生まれると、前のことを忘れるし。引越ししたあとも、どこに何を詰めたのかわからないとか普通だし…。まじ辛かった。


それでも片手でシーリングライト変えたりIKEAのワゴン作ったり、難関だった室内用の物干しの組み立てとかもなんとかできた。ホントならやってるさまを動画にでもしてたら、すごいのかもしれませんが、そんな余裕は全く無かったな。さてと、このあとLANケーブル10m引かないと。SoftBank光にしたら、Wi-Fiよく切れるのよ。やっぱ有線だな。

231004