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重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

正直、寝るのが怖かった話(;´Д`)

230401

数年前から寝具類を新しくしてきた。まぁ、このカラダになっていなければ気にもせず、イケアの安いベッドや布団などで済ませていたのでしょうけどね。今更健康に目覚めたわけではないと思うのですけど、はじめに枕をオーダーメイド、その次に西川のマットレスAiR03(ハード)、そして昨年に昭和西川の羽毛布団(グース)。すべてがセミダブルでね。


購入したときは常に感動しましたよ。一度ではなく数年に一度のお買い物でしたから気になりませんでしたけど、改めて見直すとそれなりにゾットする金額(^_^;) 恋は盲目ってやつですわ\(^o^)/ 物欲恐るべし。それなのに、今度は肌掛けの羽毛布団まで買っちゃう始末。自分の収入からだと、かなり高価な部類の寝具たちですね。安眠待ったなし!?


最近できなくなったんです…。夜、布団に入るまでは最高なんです。すぐに眠りにつけるので。当たり前ですよね、とても良い寝具なんですから。肩こり腰痛などはほぼ皆無。でもなんか目覚めが悪い。そして深夜に目覚めてしまうことが多くなってきたのです。そうなるとどうなるでしょう。昼過ぎになると強烈な睡魔がやってきます。かなり辛いやつ。


はじめは食後の低血糖を疑ったのですけど、栄養士に確認すると、今の食事の摂り方で血糖値が急上昇するとは思えないし、その反動で低血糖になるとは考えにくいと言われていた。これはいよいよ”無呼吸”の可能性が出てきました。昨年のネーサン来訪時は私より先に寝かせていたので、イビキや無呼吸になってたという話は出てきませでした(;´Д`)


かかりつけ医に無呼吸症候群の検査を受けたいと相談しました。症状を説明している段階でほぼ間違いないとのことでしたので、大学病院で予約の依頼してもらいました。2月に診察を受ける事に。睡眠医療センターで循環器科のドクターに診ていただくことになりました。かかりつけ医とは師弟関係かな? 連携はとてもいいようでして、話も早かった。


私の場合は簡易モニターを使った検査はスルー。1泊の検査入院となりました。受けた検査は終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)というものでした。2月はじめに診察を受けてから3月末にやっと検査入院。ほぼ2ヶ月待ち(;´Д`) さすが大学病院…。前日にPCR検査でコロナに感染してないことを確認。午後出社の予定がまっすぐ帰れとの指示。マジか。

会社に事情を説明してお休みをいただくことにした。目の前に美味しい蕎麦屋があるのに、まっすぐ帰れとか酷。後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました(^_^;) 翌日は入院のためにのんびりと準備。入院自体とても久しぶり(救急の2時間は無し)でしたので、なんの準備が必要なのかバタバタとしてしまった。翌日の退院後の出社のことも考えながらね。


午後に病院で入院の手続きを行い、そのまま個室に入院。部屋着に着替えて病院内のローソンで買った夕食を食べ終える。そこから例の事故患者詐欺!? のように1時間をかけてセンサー類を付けました。個室の病室は嬉しいのですけどベッドがしょぼすぎて悲しくなった。脳卒中で入院してた時ってこんなベッドだったっけ。翌日は体バキバキでした。


センサー類付けた後は何もすることが無かったのでさっさと眠ることにした。センサーだらけで眠れない人もいるようでしたが、19時には眠っていたようです。のび太くん並の入眠の速さw 特に問題もなく朝を迎えて、センサー類を取り外してお風呂に入って遅めの出社をしてきました。検査結果が出るまで2週間。これでまた特に問題なしとかなら嫌。


2週間後。はじめに診察を受けたドクターのところへ。検査データがグラフとなって数枚印刷されていた。その解析結果報告書の中身を淡々と説明が始める。聞き慣れない言葉だらけなのでちんぷんかんぷん。一通り説明を終えたドクターが一言。『重症です』と。その瞬間”がーん”と来ました(T_T) 重症と言う言葉がこれほど強いとは思わなかった(T_T)


睡眠の状態は基準値から大きく外れて、浅睡眠(N1)が多く、REM睡眠(REM)、深睡眠(N3)が少ない数値…。問題だった呼吸の状態が愕然とさせた。睡眠中1時間あたりでの無呼吸の回数が36回。30回以上で重症とのこと(T_T) しかも最も長い無呼吸が53秒(T_T) イビキの割合が69.2%(T_T) 血液中の酸素の最低値が79%(T_T) こんなの泣くだろ…。


まぁ、ひどい有様でした。反面、これがほぼ毎日だったと思うとゾッとする。もっとひどいときがあったかもしれないし…。息ができなくて、もがいている悪夢も見てきたし…。ただ治療法は確立されているので慌てるほどの問題ではなかったようです。気道に空気を送り続け気道を開存させる『CPAP』(シーパップ)、という経鼻的持続陽圧呼吸療法。

無呼吸症候群には大きく、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と中枢性無呼吸症候群がありまして、私の場合はおデブさん特有の閉鎖性っぽいんです。ただ脳卒中に比較的多く見られる中枢性の方も心配でもある。脳幹に梗塞が見つかってからはこんなことまで気になってしまっている(T_T) あいつマジ許せんわ…。5月末の検査のときにちゃんと聞いておこう。


このCPAP、基本レンタルで月イチで診察込み1500円前後かかります。1割負担でね。私が病院から渡されたのはスリープメイト10というモデルで加湿器付きのモノ(ResMed社製) 寝ているいる間はマスクを付け空気を送り込まれ続けるので、慣れるかの不安はありましたが、普段から鼻呼吸している私はすぐに慣れて、問題無く使用できています。


はじめ、病院でCPAPをレンタルしている帝人の営業マン。私が片麻痺だったのでサポートしてマスクの取り付けを手伝ってくれたのですが、どうやらその時はマスクからの空気漏れがしていたようで、呼吸に違和感を持ってしまっていました。なのでCPAP慣れるか不安とかツイートしてました。でもしっかり密着させてやったらなんの問題もなかった。


治療のレポートは機器内で見ることも出来ますが、私はResMed社のアプリ、『myAir』に登録して毎日のスコアを確認中です。帝人の営業マン、何も教えてくれなかった。とはいえ帝人のサポートサイト(要登録)があるから関係ないのだろうね。私は特別なことでもない限りサポートは利用しないのでmyAir使って、改善される喜び堪能しております。


後から調べ始めると結構怖いんですよね。無呼吸の状態。1時間あたりの無呼吸の回数(AHI)もさることながら、血液中の酸素の最低値79%とかね…。コロナになったとき、パルスオキシメーターで常にモニターしとけと渡されていた。その時96%以下になったら教えろみたいなこと言ってたと思う。それと同じかどうかもわからんが79%はかなりビビらせましたよ。35回あった(AHI)はCPAP付けてからは多くても2回とかに収まっている。(myAir内のイベント数から)


イムリーな動画を見つけました。初期の頃よく見たエガちゃんねる。こんな姿になっちゃって的な状態を見せつた茶番から始まっています。私もツイートで心配させてしまいましたね(^_^;) ごめんなさい。興味というか気になる方は観ておくのも良いかと思います。無呼吸の検査の流れと検査結果の内容がとてもわかり易いのでオススメいたします。


これからは一生CPAPが続くと思うと少し嫌な感じにはなりますが、治療続けなかった時のことを考えるとね。仕方のないこと。旅行にも持っていけると言うけど、病院で渡されたとき、カバンがCPAP入れただけでパンパンになった(T_T) 旅行のときは事前に送るか、もしくはminiモデルを購入するかだな…。あんまり考えたくないなぁ。

帝人ヘルスケアが運営している無呼吸なサイト↓
https://659naoso.com/