ある時、YouTubeでRAPSの動画を検索していた。これは私の写真が無断転用されてないかなーって、ふと思ったから。通常のサイトでも無断転用結構されてまして。まさか動画には無いよなーと調べていました。残念ながら見つかったけどさ。そんなRAPS動画の一つに体格のかなり良い方が映ってまして。その方が履いていた靴をじっくり調べると…。
HOKAでした。お洒落さんな方ねーと。ただ見た感じRAPSの足底部は大きくカットされていたようなので、装具の影響がとても少なそうに見えたんです。これあんまり意味ないなーと思いつつ、HOKAの公式サイトに行くのです。映ってた方は赤系のそこそこ派手な靴でしたのでどれかなーと探してみたものの、種類がありすぎて特定はできなかった。
ただ、調べてみると通常のサイズに加え、ワイド、エキストラワイドのラインアップを持つモデルがあった。なにエキストラだと！？ ちょっとドキドキしてきた。ワイズ表記がなかったので、在庫のある店舗に問い合わせることにした。エキストラワイドだとワイズ表記がいくつくらいですかねと。すると4Eくらいと言ってました。んーいけるか微妙。
基本的にはオンラインショップか直営店じゃないとエキストラワイドの取り扱いが無いとのことで、横浜か都内を探す。すると原宿と六本木があることがわかった。原宿とか人生で数回程度しか行ったことがなく未知の世界。六本木は20代、某急便ドライバーやってた担当ルート、30代の編集時代、出版社があったこともあり行きやすいっちゃ行きやすい。
休日、早速行ってみることにした。五反田から都営バスで六本木ヒルズまで一本。とても便利、無料乗車券使えますから。六本木ヒルズ内をけやき坂通りに向かい、TV朝日の入ってるビルにHOKA六本木がありました。ヒルズ内は広すぎて混乱します。エスカレータ、どこ乗っていいかわからん(^_^;) とにかくけやき坂通りの看板を見ながら進んだ。
こんな立地、向かいがGUCCI...。恐ろしいとこだ。ラインナップ的にはすべて揃っているような感じでしたね。店員さんに装具を装着していて、エキストラワイドで履けるか試したいと伝えると、すぐさま持ってきてくれました。装具側だけシューレースを最大限緩めて持ってきてくれました。とても感じ良い店員さん(女性)でした。銀座の某ショップとは雲泥の差。ホスピタリティが全く無かったですから。靴ではなくて帽子の方ですが。
試して見ると...。シンデレラフィット！？ お前おっさんやん(-_-) いやいや、来たね。まじで。思ってたい以上にワイドで甲高なイメージ。装具で張ってしまう箇所が出ると思っていたけど、まさにジャストフィットしてました。やったーと喜び。定員さんもにっこり。じゃ買いまーすと伝えると初回のみ割引が適用とのこと。10%OFFだった？？
私が購入したのはBONDI 8 エキストラワイド/28cm ¥25,300-。少々お高い(^_^;) とはいえ、やっとまともな靴が履けると思うと嬉しさのほうが勝っていたので気にならなかった。とはいえしばらくは苦しい日々が続いたのは言うまでもない。完全な予定外の買い物でしたし。洗濯機がぶっ壊れ、ごっそり持っていかれたのはでかかったですな...。
RAPSの踵を抜いたタイプが前提となりますが、健側がギリで履けるサイズが28cm。28.5cmになるとぶかぶかになり過ぎて、サイズ違いの2セットを買わないといけなくなる。なので28cmで購入できるのはほんとに助かります。靴で5万円とか消耗品としては高すぎて手が出せなくなります。ってか無理して買っても、もったいなくて歩けないです。
踵ありの通常のRAPSだと靴べらでいくら押し込んでも無理でしたね。28cmは。踵抜きのRAPSを愛用しているのも、靴のサイズを小さくするメリットもあります。装具的には上級者仕様ですが。踵ありの場合、サイズ的には1サイズ上か、下手したら2サイズ上にしないと無理だと思います。そうなると確実に2セット購入…。現実的とは思えないですね。
33mmの厚底シューズ。若干、視線が高くなった？？ 実際はクッションの中に一段低くなったような構造なのでそこまで高くなっていないと思うけど、ちょっと自慢の靴を履いてるぜって感じで鼻が高くなってしまってるだけのような...。電車やバスなど乗った際、混雑してくると杖で踏まれないようガードしたり、舌打ちで威嚇しまくったり(^_^;)
なんにせよ具合が抜群なんです。厚底なので衝撃吸収性も高く、末広がりなソールで安定感も良いし。つま先と踵までのカーブがとても大きく、より前へ出る力が強くなり、それでいて、つまずきにくいデザイン。ただ、実質片足の片麻痺患者だと、慣れるまで少々前後にぐらつきやすい傾向に。履き始めのちょっとだけね。慣れてしまえば問題はない。
反発力が高く自然に前に出る感じ。RAPSがそもそも前に出やすい装具ですから、それがフュージョンしてしまったらね。麻痺足にモーターが付いたような感じでガシガシ前に進んで行けちゃう。あくまでもイメージの話で個人差がありますけど。私はそう感じてしまったほど歩き方が進化しました。HOKAがRAPSのアシストをしてくれているみたい。
これは10数年歩いてきた長年の経験上感じたことではあります。片麻痺になって日の浅い方が同じ感覚を共有できるかどうかはわかりませんけど、爪先から踵までの大きく付いたカーブの恩恵で、これまでの靴とは違うと理解できると思います。それがわからなくてもクッションを感じられます。足の感覚がなくても体に優しいと思えばそれでいいのです。
スタミナさえ続けばホントに早く歩けるようになる。と言っても1.2倍程度だけど。帰りの時間が40分から35分くらいに減少してるんですよ。これはホントに驚いているんです。十数年歩き続けて、ある意味限界を感じていましたし。これ以上早くは歩けないと思っていたのが、僅かであるけど早く歩くことが出来た。ホント脅威でしかないのよね。
ニューバランスがウォーキングシューズだけになってしまったことで傷心し、いよいよもうリハビリシューズしかないのかと諦めていたとき、禁断のダンロップに手を染めてしまった。履けるだけまだマシかと。クッション性は普通で感動もなかった。購入した当時はギリで良デザインのシューズだったけど、今のはちょっとこれは嫌だなーって思った。
それがHOKAに出会い、そして装具の装着でも履けたという喜び。嬉しくって嬉しくってたまらないのですよ。NBのウォーキングシューズでインソールつけずに買い出しに行ったら、足を痛めて履かなくなってしまった。小学生からNB一筋だったのが、裏切られ、履いた靴で足痛めたとか最悪。靴への希望が絶望になっていた時期でしたからね...。
まあ、NBだけのせいではないでしょうけど。片麻痺で歩き続けた結果が外反扁平足となって現れただけ。元々が扁平足寄りでしたから仕方がないですけど。このカラダになる前から扁平足。それが歩行時疼痛になっただけなんです。今は治療用のインソールを装着していますが。これもちょっと微妙な作り(某ブレース製) いかんいかん忘れよう忘れよう。
ただ補高用としては十分役に立っている。左右の足の高さを調整しつつ扁平足の治療用インソールとなっていますのでね。片麻痺デビュー当初より訴えていた装具なし(健常側)と装具ありの高さの違いに違和感を覚えていた。何故装具と一緒に補高用インソールを作らないのか。歩く訓練を始めたときから、変なクセがつかないように一緒に作るべきだ。HOKAだけではなく、補高用インソールが良い歩行に繋がったのだろうと思っている。
本来なら、3月の旅行まで普段履きはやめようと思っていましたが、雨天時に以前のダンロップ(防水性高い)に履き替えて出社したのですが、あまりにもクッション性がかけ離れすぎて絶望感が半端ないのです。クッションのクの字も無いですから。裸足かと思ったよ。大げさじゃなくて。もちろん外反扁平足は恐ろしく早くダメージを受け辛い状況に。
なので、雨天以外は常に履くことにしました。100kmマラソンを走るような人たちが履く靴ですからそれなりに耐久性が高いだろうと思っています。新しい装具に全く同じものをしてくださいと、旧装具と一緒に新品のHOKAを履いていったのが初めてでした。いつものシューレースをつけて。カラダに装具を合わせてというよりもHOKAがメインだった。
何が良いかって、履けるシューズがあるということ。少々高くても構わない。納得できるものが履けるのだから、軽量でクッション性も高く、何よりも反発性があり前に出やすく、自然と歩きやすいシューズ。逸品モノですよ。膝も腰もまだ痛めていないけど、ネースンが年相応に痛みだしてるんだよな。3月に来たら速攻で六本木連れてってやろう🤓
今年も残りわずか。メイちゃん見に弾丸ツアーから始まった1年。思ってた以上に上向きに生きてこれた。ラッコ神社様々だな＼(^o^)／ 来年は3年ぶりの再開が待っている。温泉行ってたくさん美味しいもの食べまくるぞ！ まずその前に、正月は不摂生しないように気をつけないと。バーガーキングとかバーガーキングとかバーガーキングとか(^_^;)
このblogを読んで頂き、ありがとうございました。
来年もぼちぼちやろうと思っております。
それでは、良い年をお迎えください。
