goodluck+

重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

食べられる幸せ

200815

その日の朝、目が覚めつつある時、なんとなく首筋あたりが痙攣しているように思えた。まだはっきりと目が覚めたわけではないが、違和感があったのは確か。起きて室温を確認すると28℃。暑いはずなんだけどガタガタ震えている。寒いのか…。28℃にしてあるエアコンを切りましたが、一向に寒いまま。室温もあっという間に30℃を超えていました。


やばいな、朝から自律神経が乱れるのは気分的によくないなーと。でも、しばらくすれば落ち着くだろうから我慢することにした。ただ寒いのは変わらないので、タオルケットと掛け布団を肩までかけて休むことにした。せっかくの休日がパーになるのはごめんでしたが、まずカラダを温めないことには始まりません。ですが一向に冷えが収まらない…。


なんかおかしいな、ここまで時間かかることは今まで無かったような気がする。横になりながらiPadで冷えについて検索をかける。とりあえず冷えに効く食べ物で乗り切ろうと、玉ねぎやじゃがいも食べることにしたけど効果なし。あとは風呂入るかと。病院は土曜日なので、かかりつけ医に行きたかったけど、時間的にはアウト。準備する間で終了する。


風呂を沸かしたあと、気になったのでネットで検索を始めた。「土曜日 14時 自律神経」で調べると胡散臭いマッサージ店が多く出てきた(=_=;) 改めてドクターズなんちゃらで検索すると地域と時間と症状で検索することに成功した。家からだと循環バスで行けて心療内科ではない所。高次脳機能障害の権威がいる某大学の非常勤講師。あるじゃん。


個人的に心療内科は、なんだそりゃ、という診察ばかりだったので二度と行きたくはないのです。早速、その脳神経”内”科に電話をすることにした。8年前に脳出血したが、最近ひどくなった自律神経をなんとかしたい。特に今朝から続いている寒気をどうにかできないかと連絡をした。土曜日で混んでいるけど初診なので早めに来てほしいとのことだった。


すぐ行きますと伝え、沸かした風呂は諦めて先に病院へ行くことにした。行きは運良くタクシーを拾えたので、家を出てから10分程度で到着。ただクリニック内はほぼ満員。入る前に検温チェック、足元の粘着シートでしっかりと汚れや菌を除去したのかな? 待つ部屋では隣席との間にスクリーンで隔壁が作られ徹底されていた。好感度アップしましたよ。


ここのドクター、地元出身で同じ学区内でとても頭のいい人じゃないと入れない都立高卒でしたので、先程触れた某大学の非常勤と相まって、行く前から期待をせずにはいられない状態でした。診察となって経緯を話す。今回は脳出血ではなく、ここ最近の自律神経ののぼせやしびれ、そして本日の寒気をどうにかならないかを相談しに来ましたと伝える。


脳出血はどこの部位だった?というので左の被殻出血、8年前でした。するとドクター、被殻出血だとこれらの症状あまり出ないんだけどなーという…。えー、でも出てますが(=_=;) これだけ複数だとちょっと難しいけど、治らない病気じゃないからしっかりと直しておきましょうと。かかりつけは何処?というので某駅の〇脳外科クリニックです。


すると問診時の薬情報を見ながら、この薬は自律神経の治療ではないよね、というので、一応リボトリールが辛い時用に頓服として飲んでいますと伝えた。でもこれてんかん薬でしょ。アプローチが脳外と脳神経内科は違うからねと。詳しいことはわからないけど、治ると言い切ったのでほぼ完全に信用することした。今思うと、ちょろい患者だよなぁ…。


処方された薬はサインバルタ抗うつ剤でした。抗うつ剤自体は拒否反応出まくりです。これまで何らかの影響が出てフラフラになることが数回。しかもろくに話を聞かないまま適当に処方されたかのような心療内科からでした。二度と行きたくはない。抵抗があると伝えたら、抗うつ剤といってもそれ以外に痛みなどにも効くので安心して飲んでという。


ただ、眠気は仕事柄厳禁なのでと伝えると、それなら夜に飲めばいいという。眠気は朝飲むよりも夜飲んだほうが少ないと言われたので早速、当日の夜から飲むことに。これでかかりつけ医(脳外科)と自律神経系は脳神経内科と完璧な布陣じゃねと、ちょっとにやけてしまったよ。こんな近くにあったのに気が付かなかった、と。薬飲んで起きるまでは…。

200816

翌朝起きて、トイレに立つのですが、いつもよりフラフラと。これは危ないと、壁伝いに歩く。済ませたあとは椅子に座り、マグカップの麦茶を飲み干すのですが、口の中が異常に乾いている。これまでにこんなになったことは一度も無くて、もしや昨日、移されたのか?と緊張が走る。すぐに体温計で測ると36.5℃のド平熱。ちょっと安心はした(=_=;)


茶の味もしっかりするし、味覚がないというわけではもない。咳き込むこともないので多分コロナじゃないなと。ただ、ほてりと普段より頻発するクローヌス、いつもと違うのはよくわかっていた。気になって薬の副作用を確認してみると、7、8割が当てはまる…。ここまでしても薬に慣らさねばいかんのかと(=_=;) 4日も飲めば慣れるとあったが…。


食欲はないけど、とりあえず作って食べるかとなりました。いつものセット。だけど全て一口が限界。食べられないのです。口が乾き、喉に通らないのか、単に副作用にあった食欲減退なのか。食べたくても食べられなかった。不思議と空腹感は無かった。だけどそいつは急にやってきた。超特急で。ゲリーさん、飛ばしすぎやで。トイレから出られんよ。


すべてを出し切れたような感じ。達成感はまるでなし。俺やったよ! って、気分になるわけもなく、ただひたすらトイレの往復を繰り返すことに。来る来る詐欺の被害を受けました(T_T) 絶不調であったけど、まだ日曜日だったのでまだ耐えることができたが、翌日からは仕事が始まるわけで、しかも午後になっても食事が取れなかったことを考えると。


多分無理だなと、この炎天下で食事も取れず、ふらつきがある状態ではちょっと出社は無理だな...。休日だったが、上司に事情を話してお休みさせていただくことにした。もともと先週の金曜日に眼科の定期検診のために有給の申請を出していたので、調子が良ければ、朝一で神経内科行って、ついでに眼科行けば、有給の差し替えが出来るかなーと。


日曜日の薬は一旦飲むのをやめ、翌日の様子を確認。明らかに倦怠感は無くなっているが、喉の乾きはまだ続いていた。固形でしっかりした食感のものは昨日の夕食で無理なのがわかったので、朝食はお粥。神経内科は薬の確認のために向かいました。月曜の朝はガラガラでしたね。診察もとても早かった。早速、副作用らしい症状を伝え、そこまでしなければいけないのか、それでも慣れるまで耐えろと言われればなんとかしますが…。


あーそれ副作用だから、薬合ってないねと。ぽかーんとした。あれこのドクター、イメージが違うかもと…。薬変えましょうと。私はすぐさま確認のために、ホント治るんですか?と思わずこぼした。そうしたらキレ気味に薬が合うまで続けないと意味がないからっ! って(=_=;) はいキレたー。勝手に作り上げていたイメージが崩壊していく...。


新しく処方されたのはミルタビザンという薬。今は前の薬が血中濃度にまだ残留してるっぽいから、今日(9/2)に合わせて3日前から飲むようにと言われた。病院を後にして、そのまま薬局へは行かず、まだ時間的に余裕があったので眼科へ向かいました。乗ったバスの中で処方箋を見て薬の名前をiPhoneで検索すると、思い切り”抗うつ剤”の文字が…。

200817

そして副作用に高血圧の文字。改めてよく見ると駄目だなこりゃとなった。高血圧はあかんよ(´・ω・`) 神経内科のアプローチって、経験したことのない新しい革新的な治療を期待していたけど、合うまで薬を変えるアプローチって…。抗うつ剤で…。なんか違くね?? こりゃ眼科ダッシュで終わらせてかかりつけ医に行くしかなと思いましたね。


眼科で瞳孔開いた状態での検査でしたので4、5時間は見えにくいと言われたものの、炎天下の中を猛然とダッシュ歩きw 午前の部がちょうど終わりかけの時間にギリギリ間に合いました。もともと自分で選んだクリニックでしたけど、時間さえ間に合うようならまずは、絶対の信頼をおいているかかりつけ医に来たかったんですよ。完全なミスでしたね。


先生、私は鬱なんですか?と、やや興奮気味に尋ねてみた。え? なんかあったの?と困惑するドクター。これまでの経緯を話して、食事もまともに取れなかった。やる気が無いわけじゃなく、元気だし自律神経がちょっとつらいと行っただけなのに、出されるのが抗うつ剤、うちはアプローチwが違うからと、鬱患者のような扱いされてる気がするのよ…。


ミルタビザンは比較的に新しい新規の抗うつ剤らしいので、一概に鬱だけのものではなく痛みのコントロールに使う薬でもあると。自律神経のバランスと結びつくのならわかるけど、薬を飲んでも良くならないならアプローチを変えるべきじゃないかな。そうだよね、うん、わかる。しかも一生飲み続ける薬ではないから、やめましょうと言ってくれた。


もし、万が一薬が効いていたとしても、それは抗うつ剤で感覚を鈍くさせているだけなのではないだろうか。私はどうしてもそう思ってしまう。眠気ははじめのものより強く、仕事があるからと言ってるのに無視。なんだろうね...。希望に添えない医者というのもどうなんだろう...。薬が合ったら合ったで、抜け出すのが大変らしいじゃん。抗うつ剤はさ。


ただでさえ減薬するようにコントロールしているというのに、これでは意味が無くなる。ついでに土曜日の朝の話をした。部屋の温度が30℃近く、体温が低くくて、温まる気配は無かったと、すると。それって熱中症になってたんじゃない? と言われた。へっ? となる。熱中症ね。考えもしなかった。確かにあの日は異常に暑かったもんなーと(´・ω・`)


実際にはわからんけど、信頼できる所でもあるのよ。不安にさせないというか。しっかり話して答えが帰ってくるというのは。薬が違った、そーきたかー、合わんかったかーでは患者を実験台にしてるとしか思えないよ…。副作用のリスクを伝えず、カウンセリングもしないで抗うつ剤を処方とか。薬飲む本人がどれだけ苦しんでも何も感じないのかね。


結局、固形物を食べ、喉の乾きが無くなったのは薬を飲んだ4日後でしたとさ\(^o^)/ このありがたみは染みたねー。生きててよかったよ(*´ω`*) これまで経験したすべての病気の中で、ここまで食べられないということは無かった。入院中でも食欲はありましたから。二度とゴメンだよ。食べたくても食べられないのは。今は幸せしか感じないw

200818