goodluck+

重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

見逃していいものなんて無い💢

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暑い日なのか寒い日なのかもよくわからず、出社時の服装にちょいちょいアタリハズレの日々を送っております。皆様お元気ですか? 私は相変わらず気圧と自律神経バランスに苦しみながらもなんとか生存しとります。毎年この時期は必ずカラダに不調をきたす傾向で過去のblogを読むと救急外来のお世話になってたりします。虚弱体質化待ったなし…。


さて、まーそんな不調に耐えつつも、ただ我慢をするだけなのもそろそろ限界を感じているお年頃のおじいちゃん…。節目の10年が経ったという事もあって、色々変えていこうかと思ってみたり。色々と言っても主に医療関係ですけどね。長い年月お世話になっていると、嫌なところが見えてきたりするもんです。それでも当時は良い医者に出会えたとね。


正直、見ないように目をつぶってた節もあるんですわ。とりあえず自分に対しては害を与えないドクターだからねと。ただ昨年くらいから不信感が募るようになったんです。少し前(2019年12月)に逆流性食道炎になり入院することになった。そのときに脳も一緒にCTが撮られていた。そして昨年の5月、めまいが酷く同じ病院でCTを撮ることになった。


CTを撮り終え、点滴が終わったら帰されるパターンと思っていたらやけに時間がかかる。なにか嫌な感じ。ドクターが来てひーるさんMRI撮りますよと。何が始まったんだとプチパニックしたのを覚えてる。MRIを撮り終えドクターが「ひーるさん、ここに梗塞があります。以前(逆流性時)はなかったのですが…」正直驚きました。毎年かかりつけ医で撮って頂いてました。梗塞があるなど一度も言われたことがなかったので驚いてますと…。


すぐさま、かかりつけ医に報告しに行く。週末、調子崩して休日診察のある病院で診てもらったと。流れでCT、MRIと撮って行くと、脳幹に梗塞が出来てると言われました。どーなってるんですか? と。直近のMRIを見て、かかりつけ医は心配するほどのことではないから大丈夫、経年変化みたいなも的なことを言っていた。私はそうですかと少し安心…。

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ただ、この時から信用できねーなこいつと変わりました。ただ他探すのもスゲー労力使うし、他では良くしてくれたことのある医者でもあったので、仕方なく通っていました。そしてこの間の足攣り事件。長年苦しんでいるのに私が薬を疑ったにも関わらず、ネットの情報を鵜呑みにするなと言われ、それなら大学病院で原因を探るとプチギレし(´・ω・`)


大学病院で処方された薬が功を奏し(99%攣らなくった)、今度はその薬が増えたことで嫌味を言われ完全に心が離れてしまった。自分に”害を及ぼすドクター”として認定されました。毎年MRI撮ってて、脳幹の梗塞を見逃すとかさ、マジありえない。気が付かなかったでは済まされない。早急に探さないといかんと。それからは暇さえあればネットで検索。


そんな時、会社の近所に1、2年くらい前にできたビルがあって、その中に脳外科クリニックが入っていた。あまり興味を示さなかったのですけど、ホームページがあったので見てみたらとんでもない経歴のドクターだった。ブルーインパスが都内で飛行したルートの一つにあった某病院で長年、脳卒中センター医長だった人でした。レビューも高評価!


職場の近所だし、最高じゃんとなったわけ。で、初診の申込みをするために帰宅ついでに寄ることに。ビル自体は新しくクリニック自体もきれい。だけど患者がいない…。あれ? そんなわけ無いだろうと、受付で初診の予約に来ましたと伝えると。初診だと2週間近く待ちになると言われ、驚きつつもお願いしますと、名前と電話番号を伝えて帰ってきた。


そして先週末にやっと初診。自宅からクリニックまでの所要時間を伝えており、時間がが近づいたときに連絡が来るシステム。すでに夕方の17時以降と聞いていたのでゆっくり待つことにした。結局連絡が来たのは16時半。クリニックに到着したのが17時半。そこから更に30分待って、18時にやっと診察。アクが強めと思ったけど全然そんなこともなく、会話がしやすい。媚びる感じもないし、もちろん高圧的でもない(・∀・)アタリだ。


早速、身の上話が始まった。かかりつけ医は居るけど、最近不信感があり、こちらで年一くらいで確認してもらえると嬉しいと話した。それ以外にかかりつけ医との会話のやり取りなどもなるべく具体的に話そうと努力はした。うまく伝わったかはわかりませんが。一番の要因である脳梗塞に見逃しの件を話したものの、それはないよと言われてしまった。

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まぁ、同じ脳外科医だからそれはないよという話しだった。残念なことに持参したメモリーカードMRIの画像をお見せできなかったのが悔やまれる。それとは別に足攣って苦労してたこと、自律神経で苦しみ漢方でしのいでいる話になったときは脳外科の範疇を超えていてわからなかったはずと。でもわからないならわからないで素直に言うべきだよ。


わからないから紹介状書くのでどこそこへ行ってとか、言ってほしかったわ。結局自分から紹介状書かせて大学病院へ行き、処方されたミオナールで改善、効果があったとかおかしいでしょ…。漢方に至っては自分で調べた五苓散が効いてるし、めまいで検査した時に大学病院で処方された苓桂朮甘湯知らないとかさ、よく漢方治療を謳ってますよね(-_-;)


最近は内科優先で脳外科の診療が疎かになってるんじゃないのかね。通い始めに頃は、脳外科がメインで患者もそっち系ばかりだったんだよ。片麻痺の人もよく見かけたもんな。今じゃね。都合が良かったので通ってるって感じでしたから。それで定期的にMRIを撮りしっかり管理できてると思っていたんだよ。梗塞の話を聞かされたときの動揺たるや…。


すでにこの時点で50分も過ぎていた。先生、こんな長い時間までお付き合いしていただきありがとうございます、と。すると先生は、だって話聞かないと何もわからなじゃない、という。ちょっと感動したわ。うん、そうだよ。5分、10分で話せるわけないからね。聞いてくれるという行為がどれだけ大事か…。最後に3D-CT撮りましょうとなった。


3D-CTを撮り終え、しばらく待っていると、「ひーるさん、脳梗塞あるよ!!」って。だから言ったじゃんか! (^_^;) ごめんごめんと先生。これ見逃すなんてありえないなって。だからさっきから以下略。「ひーるさん、選ばないと・・・」。だーかーらー(#^ω^)ちょっと衝撃だったようです。脳外科で見逃すのはまずありえないと言ってました。


しかも10年前はなくここ2、3年で出来た梗塞。心配しなくていい事ではなかった。もしかしたら薬で対応できていないかもしれないし、体の状態をちゃんとチェックできていれば梗塞の予防的なことが出来ていたかもしれないと。脳幹は特に神経が密集してるからよく見ておかないと。私以上にショックを受けていたのに少しクスッっとしてしまった。

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麻痺が強くある患者さんはウチのクリニックは進められないとはじめに断言されてしまった。それは診察に使う機械がCTでMRIじゃないから。どうしてもCTだと見逃してしまうことがあるというのです。MRIじゃないと安心できないって。もし脳の左側に梗塞が見つかった場合、麻痺してる右手や右足では変化に気が付かないということもあるという。


これってこの体になったときにすでに感じていたことなんだよね。また同じ箇所で脳出血をしてしまったらと。気が付かないで突然死とかもあるんじゃないのって(T_T) とりあえず、今まで通ってたかかりつけ医とはお別れしましょと。実際、かかりつけ医のところからも何人か患者さんが来てるようでして、流石に今回の見逃しは衝撃度高すぎたよう。


すぐさまMRI完備の別のクリニックを教えていただいた。人との付き合いだからもしだめと思ったらまた相談してくださいということでした。また、私の状態としては大学病院を卒業して、かかりつけ医を探すように進められた時点で、脳の問題はなくなったと判断されたと思って良いと。なので脳外科より内科のクリニックを探しなさいと進められた。


もしかしたら高脂血症や、高血圧、足の攣る現象なども脳外科というより内科が得意な分野のはずだから、できればベテランの先生を探すのが良いよと。たださ、これも至難の業じゃん…。良い先生なんで早々見つからないから…。とはいえ、残り一ヶ月弱で新しい内科探さないと薬がもらえなくなる…。『高血圧 高脂血症 おじいちゃん』で一発で見つからねーかなー(^_^;) しばらく休憩時間はクリニック探しが続くことになるだろう。


待合室に人が居なかったのは、一人の患者をしっかりと診ることから、約一時間は普通にかかる。なので待合室で待つのは無駄ということ。土曜日なのに、20時とか21時とかになることもあるみたい。利益追求のクリニックでは到底真似の出来ないことだ。私は言われた通り内科と脳外科を新しく探す。ここのクリニックはもっと助けを求めてる患者を救ってあげてほしいから。でも緊急時は助けてくれると言ってくれたので少し安心した。


権威のもとで厳しく洗練された指導の下、多くの手術の修練を積んできた本物の医師。にもかかわらず、この素晴らしい対応に惚れ惚れする。職人臭がプンプンする(・∀・) CT撮る前に、研修医がするように打腱器使ってトントンするんです。あとボールペンで左右上下にするやつも。大ベテランであっても初心忘れるべからず的な行動が素敵すぎ。こーゆーのやらなくなったドクター…。やる人が圧倒的に少ない現実。ほんと萎えますなぁ。

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