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重度脳血管疾患を経験済み。障害者手帳1級1種持ち。左手カメラで散策する、お花畑ブロガー

大人(片麻痺患者)の修学旅行 vol.1

190316

今回のblogは旅の余韻に浸っている日曜日に書いています。正直な話、良いことばかりで何を書くべきかすら、決まっていません。一旦整理したいところだけど、そんな事したら忘れていくだけなので、思い出したら書くという変則スタイルになります。読みづらいかもしれんませんがどうかご了承を。ちょっと長くなりそうなので、何回かに分けますね。


大きなキッカケとなったのは、文句なしにコレ。昨年の冬に西からモンスターがやって来たことから始まります。いつか遊びに行きたいなーと話したのがキッカケでした。そーは言っても、どーせ来ないだろうと思われるかもしれなかったけど、何故かそーはならなかった。歯車がハマった感じ。なんかね、不思議と噛み合ったんですわ。もう少し話したいと思ったのです。人間不信の私が...。運命的なものかはわかりませんが...(;・∀・)


昨年10月に行われた社内の考課面談で、来期からフルタイムで働きたいという要望を出したところ、なんとかなりそうな気配なのです。ある時、卓上カレンダーをぼーっと眺めていた時に、3月の春分の日が目に止まりました。木曜日が祝日だと...。水曜日が休みなので、金曜日有休使えば旅行行けるじゃん...。って。なんか意味もわからずあたふたと。


有休の申請をして、先方に確認の連絡。ともにOKが出たので2泊3日のスケジュールで旅行へ行くことが決まりました。以前にも書いたかもしれませんが、土日は確実に休むための休息日。多分はしゃぎすぎてグッタリして帰ってくるはずでしたので、しっかりと休み、翌週の仕事に影響が出ないよう配慮しました(*´ω`*) その考えは正解でしたね。


ここからが大変でした。約一ヶ月間の猶予はあるものの、何から手を付けていいのか...。とりあえず宿探しから。予算的には余裕はないので出来る限りコストを抑えたい。先方とのDMのやり取りで幾つかピックアップしてくれた中の1件をセレクトしました。『アーバイン京都 四条大宮』開業一周年記念で朝食付きで6500円でした。予算的にもバッチリ!


はじめの予定では京都一泊、大阪で一泊と考えていたのですけど、目的地周辺のホテルがあまりなく(予算的に)、二泊ともこのアーバイン京都で予約しました。ちなみに二泊目は祝日ということもあって7400円と少しだけ高かったですが、帰って眠るだけの宿に1万円以上の金額は投入できません。京都のおばんざいが手軽に食べられる朝食付です。


交通機関はどうするかな。行きの新幹線は決定だったのですけど、帰りはどうするかと。もう一人の方とコンタクトを取り、行きたい場所を伝えたところ時間的に難しいことが発覚しまして、そちらは次回の持ち越しということで、もう一つの目的地、この旅行の真の目的地!?から近い、伊丹空港から飛行機で帰ることにしました。わーい(*´ω`*)


京都行きの指定が品川から障害者手帳使って9800円、SKYTICKETという格安航空券からスーパーバリュー28という券種でANAの伊丹から羽田で13150円。他のところはよくわかりませんが手数料取られるとこもあるみたいでしので。公式のANAのサイトで探せば問題なかったのかな?? よくわからん。ただ乗る機種だけは必死に探しました。ボーイング787。これだけは譲れない。新幹線はN700のSを探すもわからないのでAにしました。


行って、泊まって、帰ってきてだけで36850円。やべーな。喜多方行ったときの倍以上じゃんか。でも2泊3日だから仕方はないね。しかも、それプラスお土産代に食事代などそれぞれかかる訳で。やはりこの規模の旅行となると年一か年二くらいが限界だろうな。今の私では...。カメラというか明らかにレンズ沼に陥っていますからね(*´Д`)


3月20日、9時20分の品川から[のぞみ]に乗り京都へ出発。朝食は薬が飲みたいだけなので朝マックをかき込んだ。しばらくすると真っ白な富士山が見えてきます。何度見てもいいですね。そういえば保志奈食堂まだ行ってなかったとか、そんな事を考えている間に京都に到着。京都自体は初めてではないけど、記憶は全くと言っていいほどなにもない。


まずはロッカーを探すのですけど、平日の京都とはいえ、年間来場者数の最も多い3月の京都、ナメてました。人が多いこと多いこと。海外の人以外にも学生の卒業旅行とか、本当に多かった...。ロッカーの看板を見つけては向かうものの全部赤ランプ(使用中)。バスの案内所で何処か無いですか?と訪ねたところ地下街なら比較的空いていますよと。


駅の地下に行くと、地上のロッカーとは違って青ランプ(未使用)ばかり。あぶねーと、クソ重いお土産の入ったリュックを中に入れ、旅行用の小さなショルダーとストラップに変更したカメラを持って、駅前のバス停へ移動。予定通りの時刻と、完璧な予測。ふふん。まずはランチに向かいました。バス一つとっても、乗り方が違うので混乱しましたよ...。

190317

初日は[川端二条]にある『肉洋食オオタケ』で美味しいハンバーグ食べて、しっかり腹ごしらえ。いきなり京料理とか行かないですから(;・∀・) つなぎ無しで、牛肉のチマキという部位、豚肉のウデ肉を使った肉肉しい食感のハンバーグでした。フォークとナイフはありましたが、利き手交換マイスターの意地で、必死に箸で食べ完食。美味しかった。


美味しいランチを済ませ、次に向かったのは仁王門通りにある『京都 仁王門』という八ツ橋のお店。聖護院や夕子が有名ですけど、あえてこのお店を選びました。本店が『京栄堂」なんです。ただの八ツ橋はなくて、京大生の論文で買うなら聖護院か京栄堂とあったからなのです。普通に売ってないみたいなレア度という感じ。自分の歩くルートにマッチしていたのでこれは行くしか無いと。聖護院も近くではありましたがレア度で負けた。


開始早々、お土産をセレクトして、発送先を自分の住所で配送してもらうことにしました。日持ちは大丈夫だけれど、これから沢山移動するのに持ち運びは出来ませんからね。まだ自分が買ってきたお土産すら渡していませんから。とても持ち運ぶことなんて不可能でした...(;´Д`) ロッカーに眠っているお土産、リュック内の占有度高いのなんの。

190322

次は[東山]側にある『祇園饅頭』へ、くり餅を買いに行くのですけど、時期は終わってしまっていました。そうですよね栗ですから。秋の食べ物でした。写真で見た時に美味しそうだったんです(T_T) 残念。後で知ったことなんですが、ここの『志んこ』という、ういろうの生地?で、できたお菓子が素朴で美味しいのだそうです。次回こそ買ってやる...。


そして楽しみにしていた[白川]沿いを散策。この雰囲気、やっぱり好きです。川底がすぐに見えるけど流れはそこそこありまして。一本橋のような小さな橋がいくつかかかっている感じ。良いですね。暫く行くと見えてきた『白川カフェ』これが次の目的地でした。日差しも良かったのでちょっと中で休憩。休憩にはまだ早かったですが居座ってしまった。

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店員さんとカメラの話したり、東京と横浜の違いだったり、京都と滋賀の違いだったりと楽しく話しをさせていただいきました。本当に感じの良い娘さんでしたわ。カフェというからには、コーヒーが出るのですけど、ここは『京茶珈琲』というお茶とコーヒーのブレンド。私はノーマルなほうじ茶選びましたがカフェインレスの麦もオススメだそうです。カフェインが苦手な私はそっちにするべきでしたが、とても美味しく風味も良かった。


そこの店主らしき方と、このあと行く場所を話しをしていたときのこと、私が六波羅蜜寺に行く予定と話していたら、”ある場所”へ行ってみると良いよと教えてもらった。ルートから外れることもなかったので、お礼を言い、散策を再開しました。なんか旅先の出会いって良いですよね。わずか数人ですけど、出会った人はみんな良い人ばかり(*´ω`*)


その後は観光地ゾーンの祇園をスルーしつつ、撮影会場化している石塀小路を抜け(着物着てるレイヤーだったな...)、観光客が密集して、足の踏み場を見つけるのも一苦労の二年坂、三年坂を上って(もちろん手摺なんて無い)ちょっと一息(;´Д`) 学生のレイヤーに混じってアジアン女子が沢山着物着て歩いてたよ。レンタル業者儲かってるな。


そこから[松原通り]を下るのですが、途中に白川カフェの店主?が話してくれた例の場所。[西光寺]がありました。一見ただの駐車場ですが、左側の一角に小さな墳墓(お墓)がありました。空也上人のお墓と言われるものでして。あんなに居る観光客の誰もが興味を示すこと無くひっそりと。ここが空也上人のお墓だ! なんて看板もあるわけもなくね...。

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なんか良いものが見れましたわ。手を合わせお辞儀をしてから西光寺を出ました。なんか六波羅蜜寺とかどーでも良くなったけど、帰るルート上にあるので行きましたが...。着いたのがちょうど16時30分を回ったところ。入り口には終了の文字。慌ててすぐに見てくるので入れてくださいとお願いすると、45分には閉めてしまうのでお早めにと言われた。


危なかったー。ギリで拝観させていただくことが出来ましたよ。向かったのは重要文化財空也上人の立像。口から6体の小さな阿弥陀像が出ている、ユニークな像がありまして。それを同僚に教えてもらったときは大騒ぎ。なにこれやべーと。ヨガファイヤーっぽくかっこいい写真撮ってくるーって。撮影禁止であることなんて考えもしなかったよ...。


ここまでが順調だったのに大きなため息とともに”軽く”絶望した(´・ω・`) もう少し早く訪れていたら人混みに隠れて、サイレントシャッター使えば撮れていたはず。表には出せない自分だけの写真になるけど。閉まる直前だったし、係の人が早く閉めたがって、離れようとしなかった。無念。入り口に書いてくれればいいのにさ。撮影禁止ですって…。


傷心のまま鴨川を遡り、先斗町で雰囲気のある京都の飲み屋を撮りながら、木屋町通りをフラフラと。すると連絡が入る。仕事が終わったから迎えに行くーと...。もう少しあるのだけど、ここで一旦終了。次はいよいよあの方とご対面。初日に個人で回った場所、googleマップに印をつけたので興味あるようでしたら覗いてみてくださいませ。コレ

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vol.2に続きます。